
2025/04/05
卵が先か、ニワトリが先か
一体どっちが先なんでしょう?笑
卵がないとニワトリが生まれないけど、その卵を産んだのはニワトリなはず、、、
ヨガの学びには、実は道筋があり起源や目的もはっきりあります。
そこからずれると、ただのダイエットやエクササイズになるのでヨガの学びとは違うものになることがあります。
ヨガを学ぶうえで八枝則(ハッシソク)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ヨガの目的を八つの階段を上るように表現しているものです。
1.ヤマ(するべきでないこと)
2.ニヤマ(するできこと)
3.アーサナ(肉体的な準備)
4.プラーナ―ヤマ(生命エネルギー、呼吸などのコントロール)
5.プラティヤハーラ(感覚を制する)
6.ダーラナ(集中)
7.ディヤーナ(深い瞑想状態)
8.サマーディ(自我からの解放)
ヨガの目的を達成するのに、このような順序があり段階として記されています。
多くの人が普段マットの上で行っているのは3.アーサナと、4.プラーナ―ヤマです。
しかしこれらは3が先でも4が先でもいいのです。むしろ私はどちらも同時進行でやっていきたいと思っています。
身体の骨格が整えば呼吸はしやすくなります。
呼吸が深まるということはまた、身体的にも整うからです。
体の姿形を真似たり整えても、うまくいかないポーズはやまほどあります。
呼吸の伴った流れる動作の中で、それがうまくいった経験を何度もしました。
また4の呼吸法と、6の集中
こちらも同時に理解が進み易い段階です。
呼吸は目に見えず手で掴むこともできず、呼吸を丁寧に深く続けると、次第に集中が進みます。
また、呼吸への意識は集中があってこと成り立ちます。
このように順番的に身体を動かすのは3番目(アーサナ)ですが、ヨガはそこから始めてもいいのです。
体が健康になり整っていくと、自然と考えも整理され心にも優しさが生まれます。
自然や環境に優しくあるべきことが頭ではわかっていても、それを心から喜んで実践できなければ長続きしません。
今はたくさんの情報が簡単に手に入り、倫理的な常識が簡単に共有される環境が整っているからこそ流されやすいです。
自ら選んで行動していくこと。
これが本当に大切なんじゃないでしょうか。
知らず知らずのうちに卵とニワトリの順序をはっきりさせることに注目しすぎて、
そもそもの目的を忘れてしまうことが
私自身よくあります。
その都度、今やれる最小限のことに目を向け喜んでやり直しをします^ ^
どちらが先でも、本質的に学びトライアンドエラーをし続けていれば、ゴールは見えてくるはずと信じて。