2025/09/30
ヨガは続けるほど、積み上げてきたものを壊す必要がある
今日は、KUM yogaメンバーとして普段よりレギュラークラスに通っている生徒さんがパーソナルクラスを受けた感想をシェアしようと思います。
ヨガをしていて、特に体が柔らかい女性なんかによくある現象かと思うので、参考になれは幸いです^^
生徒さんのお悩み
太陽礼拝の中のアップドックという動きが、なんのための動きなのか?
形はできていて、痛みも特にないけれど何も感じない。
明らかに何かが違う。その何かがわからない。

なるほど~
確かに柔らかく、よく伸びているように見えますね。
しかしエネルギー感に欠けるのは確かに感じます。
では、二つの要素にわけて紐解いてみましょう。
提案したのは二つです。
- 呼吸優先の動きにすること
- アップドックの前の動き(チャトランガ=吐く)を見直す
1.呼吸優先の動きにすること
何か違うと感じる時は、呼吸による動きになっていないというのが一番に考えられます。
反る形のアップドックは、吸う動きにあたります。(吐く動きもあるという意味)
ポーズを形や外見でとっていると起きやすい現象で、取り組む姿勢や意識そのものを見直す必要が思います。
2.アップドックの前の動きを見直す
そしてこちらが、具体的肉体的な要素になります。
吸うためにはまず吐く必要があり、吐くためには体幹の強化が課題となります。
ちょうどアップドックの前のポーズが、吐くチャトランガポジションになるので
チャトランガの質を高めるとアップドックが吸うための動きに繋がっていきます。
【写真】チャトランガのビフォーアフター

上before、下after
【写真】上のように、肩回りをつまらせ肩腕を力ませたチャトランガでは体幹を使えません。
女性は力がないことが問題なのではなく、チャトランガのような前傾姿勢がそもそも不向きで、
なおかつ身体の内の力(体幹)が衰えているとこのようなことが起きやすいのです。
体幹を目覚めさせ、どんな体制でも呼吸のスペースを保ち、呼吸の深い強い体を育てていく。
これがヨガのポーズでの大きな恩恵です。

【写真】下after
元が柔らかため、呼吸の動きにつながればこれだけの深い後屈に繋がります。
とても良く体が開いていて、エネルギーの循環が写真からも感じられます。
この日は具体的なワークをいくつか宿題に、ご本人の希望でメモも残されていました。
以下、インタビューの内容です。
Q1.ヨガ歴&KUM yogaを始めて何ヶ月ですか?
A.ヨガ歴 8年目
KUM yoga 6ヶ月目
Q2. パーソナルクラスを受けようと思ったきっかけはなんですか?
A.
•日頃のレッスンでの疑問解決のため
•
Q3. パーソナルクラスの雰囲気はどうでしたか?
A.1人なので遠慮せずたくさん質問できました
Q4. 一番良かった点
A.個々の弱点ややるべき練習メニューがわかり、
Q5. 今後の目標は?
今後もパーソナル指導を定期的に受けながら、
いままで8年間何も意識せず練習もせず、
自分に厳しいですね!笑
とても前向きで向上心の高い方なのだな~と私自身も刺激を受けました。
今までがあって今回の学びへと繋がってきたと思うので、これからもその経験に感謝をして、どんな形でもそれをありのままに進んでいる実感として受け取れたらいいですね。
どんなに成長し続けても、積み上げたものを壊さない限り次には進めません。
そのタイミングが来た時には、潔く手放して摩擦を減らしたいものですね。
Mさん、インタビューありがとうございました!
またクラスでお会いましょう♪
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