
2025/02/28
私がヨガをして変わったこと
前回に続きヨガの効果、マインド編です。
今回は私自身の実体験そのものなんですが
今ヨガの座学を学んでいる中で、なんで私がヨガを始めたのか改めて明らかになっている感覚があり、ここに書き残したいと思いました。
ヨガを初めて体験した時に味わった誰に言われれるまでもない、自分で気づき悟るあの感覚。
私がヨガを始めた動機は、単純な運動不足の解消です。
確かに体を動かしているんたけれども
妙に集中が高まる、周りの目から解放される癒しを感じたのは今も鮮明に覚えています。
ヨガの練習は、目に見えることだけを切り取れば単純な運動かもしれませんが
実は呼吸を扱うように作られているんですね。
【呼吸】は生きている人なら誰もがしていて、めちゃくちゃに努力をしなくても誰もが上手にできる行いです。
ヨガのポーズはこの無意識的活動を意識的に追いかける構成になっていて、それぞれのポーズも呼吸か深まる作りになっています。
私たちの意識は変化や心地よさに引っ張られ反応します。
関節を動かし呼吸筋がほぐれてくると、自然と意識が呼吸に向きます。
無意識が意識的に移り変わりそれが一定の時間連続させられると、深い集中が生まれるんです。
深い集中の中で私は、自分の無意識に気が付きました。
外を見すぎて自分のエネルギーを自分に使えておらず、結果仕事をしても、家族友人と時間を過ごしても、口から出てくる内容はネガティブなものばかり。
私は正しくてうまくいかないのは周りのせい。自分は運が悪くとても不幸せ。
悲劇のヒロインの出来上がりなわけです。痛すぎる…笑
マットの上にいる時間だけは、呼吸を感じ全エネルギーを自分に注ぐ感覚がありました。
すると自然と周りの見え方も変わってきました。
私が柔らかくなればこのストレスは解消できるし、私にはそれができる!と根拠ない自信が湧いてきました。
気持ちがポジティブになったんです。
他者を責めているときは出口のない迷路に迷い込んでいるよな、出たくても出口が見当たらない何とも言えない無力感に押しつぶされていました。せいぜい愚痴ることでしか自分を慰められませんでした。
自分が変わる選択をしたとき、やるべきことが明確になりすんなり行動することができました。
結果、とんとんとんとその職場を離れ、ヨガを学び、指導者になる道へ進むことになったわけです。
その流れはとんでもなくスムーズで、当時から今の今まで後悔や倦怠感、私は不幸だと思う瞬間はもう長らく味わっていません。
またいつやって来るやもしれないのですが。
先生は言いました。
私たちには変えられないものと変えられるものがあります。
変えられないものは、過去と自分以外のモノ。
変えられるものは、自分と未来です。
この区別ができる賢さが身に付きますように、祈りましょう。
これが私のヨガを学び始めた理由だと、今ははっきりと言葉にして言えるようになりました。
変えられないものを変えようとした傲慢さが私自身を苦しめていたと気が付きました。
そして私は本気でその苦しみから抜ける決心をしたのだなと。
肉体よりも、その奥に起きていることは私たちにとても大きな影響を及ぼすと思っています。
それが今もなお、私がヨガを学んでいる理由です。